筑豊地区の実態~風俗営業許可(1号)
本年6月に迫ってきた改正風営法ですが、福岡県、筑豊地区ではどれだけの社交飲食店に影響をもたらすのか、筑豊地区において社交飲食店が点在する飯塚市、田川市、直方市の現状について調査してみました。
一言でいえば、かなりまずい状況です。
すべての期間を調査することはできませんでしたが、ここ3年間に限定して調査を行いました。
その結果、新規の許可を受けている店舗数は、飲食店許可を受けた件数のうち、全体の2~3割程度です。
田川市に限って見ると、ここ3年間で新規許可を受けているスナック店は2店舗のみ。
まったく考えられない、あり得ない結果を目の当たりにしました。
この結果を確認するまでは、スナックを営業する飲食店として、数十軒が許可を受けていることが確認できていたため、社交飲食店として新規に風俗営業許可を受けた店舗数もそれ同等の件数だと思っていましたが、結果は・・・2店舗のみでした。
その原因としては、経営者が風俗営業許可に関して無知である、若しくは、警察などの取り締まりが緩いため、経営者が故意的に風俗営業許可を取得していないことが考えられます。
警察時代、私も中洲地区や小倉地区の繁華街を見てきましたが、どの地区も風俗営業許可をきちんと受け、営業している店舗がほとんどです。
むしろ、無許可で営業している店舗は一切ないのではないかと思うくらいです。
しかし、筑豊地区の繁華街はそれらと逆行し、風俗営業許可を受けている店舗数の方が極端に少ないという現状に陥っています。
この状態では、健全な風俗営業が行われるとは到底思えません。
弊所としては、地道に経営者にこの問題を訴えかけていくのみでありますが、行政書士だけの力では限界があることも事実です。
やはり、警察による取り締まりが、この現状を好転させる一番の材料だと思っております。
この地区は、警察の取り締まりが厳しく、この地区の取り締まりは甘いなんてことは許されないと思うので、改正風営法が施行される本年を機に、福岡県内の風俗営業について見直してもらいたいところです。
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