【2026年のスタート】新年に見直したい身の回りの法的手続きとは？－福岡の行政書士
もりやま行政書士事務所新年は、気持ちを新たにスタートできる大切な節目です。大掃除や目標設定はするけれど、「法的な手続き」については後回しになっていませんか。相続、契約、名義、許認可など、日常生活や事業に関わる手続きは、気づかないうちに古いままになっていることが多くあります。
新年のタイミングで一度見直しておくことで、将来のトラブルや不安を未然に防ぐことができます。本記事では、新年にぜひ確認しておきたい身の回りの法的手続きを、行政書士の視点から分かりやすく解説します。
１．なぜ新年に法的手続きを見直すべきなのか
1-1 新年は「区切り」と「整理」に最適な時期
新年は、生活や仕事の節目となる時期です。年末年始は家族が集まる機会も多く、将来の話をしやすいタイミングでもあります。
この時期に法的手続きを見直すことで、「今の状況に合っているか」「将来困ることはないか」を冷静に確認できます。
また、新年は役所の手続きや相談も動き出す時期のため、早めに準備しておくことで余裕をもって対応できます。
1-2 放置されがちな手続きがトラブルを招く
法的手続きは、日常生活に直接影響が出にくいため、つい後回しにされがちです。
しかし、
- 相続が発生してから慌てる
- 名義が古いまま放置されている
- 契約内容を把握していない
といった状態は、いざという時に大きな負担となります。新年は、それらを「見える化」する絶好の機会です。
２．個人が見直したい身近な法的手続き
2-1 相続・遺言に関する準備
「相続はまだ先の話」と思われがちですが、いつ何が起こるかは誰にも分かりません。
遺言書の有無や、相続人が誰になるのかを確認しておくだけでも、将来の混乱を防ぐことができます。
特に、
- 子どもがいない
- 再婚している
- 相続人同士の関係が希薄
といった場合は、早めの整理が重要です。
2-2 名義や契約内容の確認
不動産や車、預貯金などの名義が現在の状況と合っているか確認しましょう。
また、保険や賃貸借契約、携帯電話などの契約内容も、長年見直していないケースが多く見受けられます。
名義や契約のズレは、相続時や解約時に大きな問題になることがあります。
３．ご家族がいる方こそ確認したいポイント
3-1 家族構成の変化と手続きのズレ
結婚、離婚、出産、独立など、家族構成が変わると必要な手続きも変わります。
しかし、実際には「昔のまま」になっているケースが少なくありません。
新年のタイミングで、家族関係と手続きの内容が一致しているか確認することが大切です。
3-2 高齢の親がいる場合の注意点
高齢の親がいる場合、判断能力がしっかりしている今のうちに話をしておくことが重要です。
相続や財産の話は切り出しにくいものですが、新年の穏やかな雰囲気は良いきっかけになります。
４．事業者・個人事業主が新年に確認すべき手続き
4-1 許認可・届出の更新や変更
建設業許可や各種営業許可など、事業に必要な許認可には更新や変更届が必要なものがあります。
住所や役員、事業内容が変わっている場合、届出漏れがあると行政指導や罰則の対象になることもあります。
4-2 契約書・事業体制の見直し
取引先との契約書や業務委託契約が、現在の事業実態に合っているか確認しましょう。
新年は、事業を見直す良いタイミングでもあります。
５．不安を感じたら行政書士へ相談を
5-1 相談は「早すぎる」くらいがちょうどいい
行政書士への相談は、「何を相談していいか分からない段階」でも問題ありません。
むしろ、早めに相談することで、選択肢が広がります。
5-2 新年の相談が一年の安心につながる
新年に身の回りの法的手続きを整理しておくことで、一年を安心して過ごすことができます。
小さな不安でも構いません。気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
