郊外だからこそ危ない!?年末に見直す飯塚・田川・直方の風営法リスク
「郊外だから警察の目は届きにくい」「繁華街じゃないし、無許可でも大丈夫だろう」
もし、そう考えて営業しているのであれば――それは非常に危険です。
実際、近年の風営法違反による摘発は、都市部よりもむしろ郊外で増えている傾向があります。
福岡県内でも、飯塚市・田川市・直方市といった筑豊エリアでは、無許可で営業しているガールズバーやコンセプトカフェ、実質的に接待を行っている飲食店が少なくありません。
しかし、風営法が改正され、罰則が大幅に強化された今、警察がこうした営業を野放しにする理由はどこにもありません。
年末という節目の時期だからこそ、「今の営業形態は本当に大丈夫なのか」を一度、冷静に見直す必要があります。
1.なぜ郊外の店舗ほど警察にマークされやすいのか
一見すると、郊外の店舗は人目につきにくく、
繁華街のような派手さもないため「安全」に見えるかもしれません。
しかし、警察の視点ではまったく逆です。
- 店舗数が少ないため、異変が目立ちやすい
- 常連客・関係者の人間関係が濃く、噂が広がりやすい
- 近隣住民との距離が近く、通報が入りやすい
- 地域警察が日常的に巡回・情報収集をしている
特に筑豊エリアでは、
「あの店、女の子が横に座るらしい」
「夜になると雰囲気が変わる」
といった何気ない会話が、そのまま警察の耳に入るケースも少なくありません。
元警察官の立場から言えば、
「マークされていない店」は存在しても、
「情報が入らない店」はほとんど存在しません。
2.飯塚・田川・直方で多い“無自覚な風営法違反”
筑豊エリアで特に多いのが、
「違反している自覚がないまま営業しているケース」です。
たとえば、次のような状況は要注意です。
- カウンター越しでも、客と長時間1対1で会話をしている
- お酒をつぎ、カラオケやゲームで盛り上げている
- 制服やコンセプトで“疑似恋愛的”な雰囲気を作っている
- 常連客への特別対応が日常化している
- SNSで客との親密さをアピールしている
経営者としては
「普通の接客」「サービスの一環」
という認識であっても、警察が見れば “接待行為” と判断される可能性があります。
風営法は、店側の認識ではなく、実態で判断される法律です。
3.年末は特に摘発リスクが高まる時期
年末は、警察にとっても重要な時期です。
- 年間の取締り実績の整理
- 重点警戒期間による立ち入り強化
- 住民からの苦情・通報が増える時期
- 忘年会シーズンによる深夜営業の増加
こうした要因が重なり、
「年末に一斉摘発」「年明け前の指導」
が行われることは、決して珍しくありません。
特に無許可営業の場合、
警告や指導で終わるとは限らず、
いきなり立件・摘発されるケースも十分に考えられます。
「年を越してから考えよう」
では、手遅れになる可能性があるのです。
4.無許可営業が発覚した場合の現実的なリスク
風営法違反が発覚すると、次のような事態が起こり得ます。
- 5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金
- 法人の場合は最大3億円の罰金
- 店舗の営業停止・閉鎖
- 従業員・関係者への事情聴取
- 物件オーナーからの契約解除
- 地域内での信用失墜
特に郊外では、
一度「摘発された店」というレッテルが貼られると、
再起が極めて難しいのが現実です。
5.年末にこそ“正しい許可取得”を検討すべき理由
年末は、リスクを放置する時期ではなく、
来年に向けて体制を整える時期です。
風俗営業許可を取得することで、
- 違法営業の不安から解放される
- 従業員に明確なルールを示せる
- 警察対応に怯える必要がなくなる
- 長期的に安定した店舗経営が可能になる
といった大きなメリットがあります。
もりやま行政書士事務所では、
飯塚市・田川市・直方市を中心に、
地域の実情を踏まえた風俗営業許可申請のサポートを行っています。
6.まとめ|「郊外だから大丈夫」は、最も危険な思い込み
郊外だから目立たない。
繁華街じゃないから見逃される。
その思い込みこそが、
最も摘発リスクを高める原因です。
風営法は確実に厳しくなっており、
警察の取締りも、確実に地方へ広がっています。
年末という節目の今こそ、
「この営業形態で来年も続けていいのか」
一度立ち止まって考えてみてください。
不安がある方は、
摘発される前に、ぜひ一度ご相談ください。


