風俗営業の無許可営業は危険!罰則強化の最新動向とは

「風俗営業の許可って本当に必要?」と安易に考えていませんか?風俗営業を無許可で行った場合、営業停止や高額な罰金、さらには逮捕といった重い処分が科される可能性があります。しかも近年、無許可営業に対する取り締まりは厳しさを増し、罰則も強化されています。本記事では、風俗営業の無許可リスクと、最新の罰則強化のポイントについて解説します。知らなかったでは済まされない、経営者必読の内容です。

1.風俗営業の「無許可営業」はなぜ問題なのか?
1-1:風営法における無許可営業の定義とは

 ここで言う、風俗営業は、スナックやキャバクラといった接待行為を伴う社交飲食店を想定しています。

 無許可営業とは、言葉のままであり、公安委員会の許可を受けないで、風俗営業を営むことです。

 最近では、故意なのか無知なのか分かりませんが、保健所からの飲食店営業許可のみを受けて、風俗営業を営む営業所が多い印象です。

1-2:摘発されるとどうなる?具体的な処罰事例

 摘発された場合、罰金は避けられないでしょう。

 また、逮捕されることになれば、実名が報道されるおそれがあるほか、5年間は、風俗営業の許可を受けることができない欠格事由となってしまいます。

 そのほか、違法な収益であるため、金銭を没収されることも考えられます。

2.罰則強化の背景と今後の動向に要注意
2-1:近年の法改正と取り締まり強化の動き

 近年の問題と言えば、ホストクラブが一番に思い浮かぶのではないでしょうか。

 今回の法改正についても、ホストクラブが要因のひとつだと報道されています。

 罰則は、懲役が2年→5年、罰金が200万円→1,000万円に引き上げられ、この改正から、いかにも無許可営業を許さないという姿勢が分かります。

 今後は、違法店舗を摘発するため、警察の動きも活発化してくることでしょう。

2-2:無許可営業が分かるパターンと防ぐための対策

 警察が無許可営業の店舗を認知する経緯は、様々な場面で考えられます。

 許可を得ている他の店舗が情報提供する、店舗内で客同士がけんかして110番通報をする、女性従業者の親族等が仕事を辞めさせるために情報提供する、警察が立ち入り調査に来るなど、事例を挙げるだけでもキリがありません。

 実際に、私が警察時代、いろいろなケースで無許可営業を把握したことがあったので、現在、無許可で営業している店舗様は、捜査機関に知られるのも時間の問題でしょう。

 はっきりと申し上げますが、当事務所の近辺である飯塚市、田川市、直方市は、無許可営業の店舗が多いと認識しております。

 許可を受け、堂々と営業しませんか。ご相談をお待ちしています。