【空き家問題が急増!?】空き家を相続したら?対処法と注意点

親が亡くなり、実家を相続したものの「住む予定がない空き家をどうすればいいのか分からない」と悩む方は増えています。空き家を放置すると、固定資産税の増額や倒壊リスク、近隣トラブルなど思わぬ負担が生じる可能性があります。一方で、売却や賃貸、相続放棄など複数の選択肢も存在します。本記事では、空き家を相続した場合の具体的な対処法、費用、税金、注意点までをわかりやすく解説します。



1 空き家を相続すると何が問題?

1-1 固定資産税と維持費の負担

空き家を相続すると、まず発生するのが固定資産税です。住んでいなくても毎年課税されます。

さらに、次のような維持費もかかります。

・建物の修繕費
・草刈りや清掃費用
・火災保険料
・管理委託費

遠方に住んでいる場合は交通費もかかり、想像以上に負担が大きくなるケースがあります。

1-2 放置による法的リスク

空き家を放置すると、老朽化による倒壊や、景観悪化、害虫発生などの問題が生じます。

自治体から「特定空家」に指定されると、固定資産税の軽減措置が外れ、税額が最大で約6倍になる可能性もあります。

つまり、「とりあえず放置」は最もリスクの高い選択肢なのです。


2 まずやるべき相続手続き

2-1 相続登記は義務化されている

2024年から相続登記は義務化されました。相続を知った日から3年以内に名義変更をしなければ、過料の対象となる可能性があります。

そのため、空き家をどうするか決めていなくても、まずは相続登記を進める必要があります。

2-2 名義変更をしないリスク

名義が亡くなった親のままだと、売却も賃貸もできません。

さらに、相続人が亡くなるなどして世代が進むと、権利関係が複雑化し「共有者が多数」という状態になります。

こうなると、処分が非常に困難になります。


3 空き家の主な選択肢

3-1 売却する場合のポイント

住む予定がない場合、売却は有力な選択肢です。

売却時には次の点を確認しましょう。

・建物の状態
・再建築可能かどうか
・境界の確定
・相続税の取得費加算特例

また、一定の要件を満たせば「空き家の3,000万円特別控除」が使える場合もあります。

3-2 賃貸・活用という選択

立地が良ければ、賃貸に出す方法もあります。

ただし、修繕費や管理の手間、入居者トラブルなどのリスクも伴います。

近年は、民泊や駐車場活用などの選択肢もありますが、収支シミュレーションは必須です。


4 手放すという判断もある

4-1 相続放棄はできる?

空き家を含め、すべての財産を引き継ぎたくない場合は「相続放棄」が可能です。

ただし、相続開始を知った日から3か月以内という期限があります。

また、放棄すると他の財産も一切相続できません。

4-2 相続土地国庫帰属制度とは

一定の条件を満たせば、不要な土地を国に引き取ってもらえる制度があります。

ただし、

・建物がないこと
・担保がついていないこと
・管理費用(負担金)の納付

など厳しい要件があります。すべての空き家が対象になるわけではありません。


5 空き家トラブルを防ぐために

5-1 共有名義の注意点

兄弟で共有名義にすると、売却や解体には全員の同意が必要です。

一人でも反対すれば進められません。

将来的なトラブルを避けるためにも、単独所有か売却かを早めに検討することが重要です。

5-2 早めに専門家へ相談する重要性

空き家問題は、法律・税金・不動産評価など多方面の知識が必要です。

放置すると、

・税負担の増加
・管理責任の発生
・家族間トラブル

につながります。

早めに専門家へ相談することで、最適な選択肢を整理できます。


まとめ

空き家を相続した場合、「放置」が最もリスクの高い選択です。

まずは相続登記を行い、そのうえで

・売却
・賃貸
・活用
・相続放棄

などを検討しましょう。

空き家問題は時間が経つほど複雑化します。負担やトラブルを避けるためにも、できるだけ早く方向性を決めることが大切です。

「まだ大丈夫」と思っている今こそ、行動を始めるタイミングです。

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