【田川市】スナック・キャバクラなどの風俗営業の実態|元警察官の行政書士が解説

6月28日付けで、改正風営法が施行されました。
私の正直な感想を一言で言えば、「不安、、、」という表現が一番適切かもしれません。
改正風営法が施行される前の5月28日に掲載した記事にも書きましたが、筑豊エリアの風営許可の取得率は決して褒められたものではありません。
もし、警察が筑豊エリアの立ち入り調査に来たとしたら、一晩で10件くらいは、無許可営業の摘発を受けるのではないかと予想できます。10件というのは、あくまで一例ではありますが、警察官の人数が多ければ多いほど、摘発される件数は増えるでしょう。
もちろん、きちんと風俗営業許可を受けて営業されている法人や個人の方はいらっしゃいます。私は、そのような正しい経営者が損をするようなことがあってはいけないと思っておりますので、無許可営業に関しては摘発されるべきだと思っています。
それでは、田川市の現状はいかがでしょうか。風俗営業許可を受けて営業している店舗数はどのくらいあるでしょうか。もちろん、田川市においてもきちんと風営法に基づき、風俗営業許可を受けて営業しているお店はあります。あなたがその営業者だと仮定し、その隣に無許可で営業するスナックが流行っていたとしたら、どのように思うでしょうか。警察に情報提供という形で連絡するのもひとつの方法でしょう。誰が見ているか分かりません。無許可営業で検挙された場合、個人であれば、5年以下の拘禁刑または1千万円以下の罰金となります。この罰金は上限の金額ですが、どのくらい罰金がくるでしょうか。20万円前後の風俗営業許可をためらい、100万円以上の罰金がくることも予想されます。それに加え、犯罪収益も課税の対象となり、罰金以上にお金が取られる事態にもなりかねません。田川市だけではありませんが、筑豊エリアでスナックやキャバクラを営業されている経営者様で、許可を受けていない方は、もう一度、考え直していただきたいところです。
先日、中洲において、ホストクラブが無許可営業で摘発されたようですが、この店舗は悪い意味で目立っていたと想像します。
私の経験上、中洲エリアで風俗営業許可を取得せずに、無許可状態で営業する店舗はほとんどありません。理由は、簡単です。ほかの店舗がきちんと風営法に基づいて許可を受けているから、許可を受けていない無許可店舗は目立つのです。周りの店舗が、風営法に基づかない違法な店を許さないという風潮があります。
私は、筑豊エリアをその基準まで引き上げたいと思っております。現状を見ると厳しいと思われるかもしれませんが、実際、このような記事を書き続けることで、風営許可を申請しようと思ってくださる方もいらっしゃいます。その積み重ねだと思いますので、地道に頑張っていきたいと思います。
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