お金を貸すなら必読! 金銭消費貸借契約でよくある失敗と回避策|行政書士が解説

「友人にお金を貸したら返ってこない」
「家族間だから契約書を作らなかった」
「返済期日を決めていなかったので揉めてしまった」

金銭トラブルの相談で最も多いのが、貸し借りに関する契約の不備です。
特に、親族間・友人間・知人間の「気軽な貸し借り」は、後々の関係悪化や法的紛争につながりやすく、注意が必要です。

この記事では、行政書士の立場から
金銭消費貸借契約でよく起こる失敗ケースと、事前にできる回避策をわかりやすく解説します。


1. 金銭消費貸借契約とは?(簡単に解説)

金銭消費貸借契約とは、
「お金を貸す・返す」という約束を法律上明確にする契約です。

  • 借主が一定の金額を受け取り
  • 期日までに返済することを約束
  • 利息や返済方法を取り決めることも可能

お金を渡した時点で契約は成立しますが、
契約書がないと“言った言わない”の争いになりやすく、証拠も残らないため回収が困難になります。


2. 金銭貸し借りでよくある失敗ベスト3

① 契約書を作らずに貸してしまう(最も多い)

親族・友人・職場の同僚など、近しい関係ほど
「契約書を作るのは失礼かもしれない」と考えがちです。

しかし、返済されなかった場合、
法律上は“単なる贈与”と解釈されるリスクがあります。

❌起こりやすいトラブル

  • 返済期限を設定していない
  • 口約束の内容を後で否認される
    -「借りた覚えがない」と言われる
  • 裁判でも証拠不足で認められない

② 返済方法・利息・遅延損害金を決めていない

返済を「月々いくら」と曖昧にしたり、手渡しで返済して記録が無いケースが多いです。

❌典型的なトラブル

  • 返済が遅れがちになる
    -「そんな約束はしていない」と言われる
  • 一度でも滞るとズルズル未払いが続く

③ 証拠を残していない(LINEのやり取りだけ)

LINEのメッセージも証拠になりますが、
契約書に比べて法的な強度が弱く、編集・削除も可能です。

❌よくある失敗

  • スマホ紛失で証拠が消える
  • メッセージの解釈が曖昧
  • 金額や期日が明記されていない

3. トラブルを防ぐための回避策(必ず押さえるべきポイント)

① 必ず「契約書」を作る(最低限の防御策)

金額が小さくても、相手が親族でも
契約書は絶対作るべきです。

最低限、以下は盛り込みます。

  • 金額
  • 返済期限
  • 返済方法(振込 / 月々何回など)
  • 利息の有無
  • 遅延損害金
  • 連帯保証人の有無
  • 担保の設定(必要であれば)

② 公正証書にしておくと“強制執行”が可能

契約書を公証役場で公正証書にすると、
返済が滞った場合、裁判をせずに
給与・預金を差し押さえできる場合があります。

  • 貸す金額が大きい
  • 回収不能のリスクが高い
  • 長期分割で返済させる

こういったケースでは特に有効です。


③ 証拠は複数残す(LINE+契約書+振込記録)

  • 契約書を作成
  • やり取りはメールかLINEで記録
  • 返済は銀行振込で証拠を残す
  • 書面で残した条件を変更する時も必ず文面で確認

複数の証拠が揃うほど、
「返す意思があった」と立証しやすくなります。


4. 行政書士ができること(できる対応と限界)

■ 行政書士ができること

  • 金銭消費貸借契約書の作成
  • 返済計画の整理
  • 内容証明郵便の作成
  • 公証役場での公正証書作成サポート
  • 当事者間の合意文書の作成

書類と証拠を整えることで、
返済リスクを大幅に軽減できます。


■ 行政書士ではできないこと

法律上、以下は行政書士の業務外です。

  • 相手との交渉・取り立て
  • 裁判での代理
  • 強制執行の手続き
  • 法的代理人としての権限行使

※必要に応じて弁護士と連携する体制も可能です。


5. 金銭トラブルを防ぐために ― まずはご相談ください

金銭トラブルは「貸す時の準備」で9割防げます。
後から取り立てるより、最初にしっかり契約書を作る方が圧倒的に楽です。

  • 契約書を作りたい
  • 公正証書を検討している
  • 返済トラブルが起きそう
  • 証拠をどこまで揃えれば良いか知りたい

こうしたご相談は、行政書士にお任せください。

ご相談は無料です。お問い合わせはこちらから。